私が【栗林公園】を訪れたのは、2023年4月。
ゴールデンウイークの少し前でした。
雲一つない快晴、少し汗ばむような陽気で
春に芽生えた若葉が日毎に色濃くなっていく季節でした。
園内の芝生広場では、保育園の遠足なのか小さな子ども達が保護者の方と
楽しそうに走り回っているのが印象的なとても明るく、親しみのある公園でした。
今回は、地域の方にも愛されている【栗林公園】をご紹介します。
日本庭園 栗林公園
香川県高松市にある国の特別名勝に指定された回遊式の大名庭園です。
国の特別名勝に指定されている文化財庭園の中で最大の広さがあります。
庭園の西側に位置する「紫雲山」を含めた面積は約75ヘクタール、
なんと東京ドーム16個分にも及ぶそうです。
ところで、「栗林公園」なんと読むかご存知ですか?
つい「くりりん」と読みたくなりますが…
正しくは『りつりん』公園です。初見では少し難しい読み方ですね。
「栗林」の名前は栗の木から?
不思議な名前の由来
1640年頃には「栗林」の名がすでに使われており、それから現在まで「栗林」の名が引き継がれてきました。「栗林(りつりん)」とありますが、庭園は造られた当初から松で構成されています。一説によると、栗の木が群生していたとか、種類に限らず木が生い茂った里山のことを中国では「栗林」と呼ぶなど、名前の由来には諸説あるようです。
うどん県旅ネット 栗林公園
「日本三名園」とされる水戸の偕楽園、金沢市の兼六園、岡山市の後楽園ですが、
ここ栗林公園も名勝地として特に価値が高い「特別名勝」に指定されています。
明治の終わりに発行された高等小学読本には、日本三名園よりも「木や石に風雅な趣がある」と記されているそうです。
「一歩一景」の美しさ
「池泉回遊式庭園」は、江戸時代に発達した日本庭園の様式の1つです。
大きな池を中心に、小島や築山、橋などで景観を作り、
池の周囲を散策しながら、変わりゆく景観を楽しめるのが特徴的な庭園です。

【栗林公園】は、歴代の高松藩主が修築を重ね、300年近く前に完成したそうです。
紫雲山を「背景」に6つの池と13のの築山を配置し、
春夏秋冬の四季折々の花々や一千本もの手入れ松など、魅力多彩な景色が作られています。
一歩歩くごとに風景が変わる「一歩一景」の変化に富んだ美しさを感じることが出来ます。
掬月亭(きくげつてい)
園内には、お茶を頂きながらゆっくりと景色を鑑賞できる休憩所や、
庭園を眺望する展望所が設けられています。
その1つ、南湖の畔に佇む掬月亭(きくげつてい)。
歴代藩主がこよなく愛した建物で抹茶・煎茶と月ごとに代わる季節のお菓子を一緒に楽しむ事が出来ます。
美味しいお茶とお菓子を頂くと、ふっと一息つくことが出来、
優しく散策の疲れを癒やしてくれます。



【営業時間】9:00~16:30(受付は16:00まで)
【入亭料】 抹茶付き 大人700円 小人 500円、煎茶付き 大人500円 小人 400円
*営業時間など変更されている場合もあるので、下記HPよりご確認ください。
お茶を頂いた後は、ゆったりと掬月亭内を鑑賞することが出来ます。
掬月亭から観る庭園ももちろん美しいのですが、掬月亭の内装にも是非注目してみてください。



風光明媚な【南湖周遊和船】

南湖には、風光明媚な景観を約30分かけて水上から楽しむ事が出来る【和船】があります。
歴代の高松藩主になった気分で栗林公園の風景を船上から楽しむことができます♪
散策路からとはひと味違う、水上の景色をゆったりと味わうことが出来ますよ!
南湖周遊和船は、朝9:00から15~30分おきに運行しています。
乗船券は、当日乗船分のみ8時30分から乗船券売場で販売している他、
利用する前月1日から利用日の前日まで電話・ホームページから事前予約が可能です。
ぜひチェックしてみてください!
「栗林公園」までのアクセス
香川県高松市にある特別名勝【栗林公園】。
マイカーはもちろんバスや電車でも訪れやすい立地です。
私のオススメは、路線バス「ことでんバス」!
路線バス停留所「高松駅」から乗車 →「栗林公園前」下車、徒歩約1分。
路線バスに揺られながら、高松の町並みをゆったりと眺めるのも楽しいですよ♪
詳しくは、ことでんバスのHPをご覧ください。
その他、車などのアクセスは香川県観光協会公式サイトへ。

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